【開催報告】西日本支部:「都市高速道路・大規模掘削工事の現場を体感!」大阪湾岸道路西伸部 駒栄工区開削トンネル工事 現場見学会


西日本支部では、開削トンネル工事の見学会を開催しました。今回は、大阪湾岸道路西伸部(※)の一区画であり、神戸山手線との接続部にあたる本線および出路を築造している工事を見学しました。ここは、施工範囲内および隣接部に約10~20年前に施工した既設の函体・土留壁を利用して施工を行っていることが大きな特徴です。

(※)大阪湾岸道路(神戸淡路鳴門自動車道(垂水JCT)から関西国際空港(りんくうJCT)までを結ぶ延長約80kmの自動車専用道路)の一部を構成する道路で、神戸市東灘区から長田区に至る延長14.5kmのバイパス事業です。

はじめに、工事事務所で工事概要の説明を受けた後、さっそく現場へ向かいました。現場は施工延長が長く、掘削・土留支保工を行っているエリアから、すでに躯体を構築しているエリアまで幅広く施工していました。そのため、躯体完成までの一連の流れを同時に見ることができる貴重な機会となりました。

現場見学後は事務所に戻り、導入されているIT技術について説明を受けました。こちらの現場では、既設構造物と地下埋設物との複雑な位置関係をわかりやすく可視化するために、CIMを活用するなどDXへの取組みを積極的に推進されていました。他にも、カメラを活用した配筋検査システムも見せていただきましたが、帳票まで自動出力される仕様となっており、参加者からは感嘆の声が上がっていました。質疑応答では、計測機器や精度に関する疑問や、既設部との取合・活用についての質問が挙がるなど、学ぶことが多い有意義な時間を過ごすことが出来ました。

開催概要

  • 日時:2023年12月11日(月) 14:00~16:30
  • 場所:兵庫県神戸市長田区
  • 参加人数:6名(正会員6名)

開催の様子

概要説明


函体の中でパチリ


40周年記念ポスターと一緒に

[Last updated on 2024-02-06]